才能がないといわれて、傷ついたことがある人へ①
今回は才能についての話です。私の経験の話もありますから、間違いもあるかもしれません。ただ、才能がないと言われてへこんでいる人には参考になるかもしれませんよ!
あなたはセンスがあるから、天才だから、才能があるからやったほうがいい
あなたはセンスがないから、無能だから、才能がないからやめたほうがいい(俺は昔めっちゃ傷ついたぞ笑)
これらの言葉を発している人は、適当に言ってるだけではないのかという疑念。そもそも才能の定義が人によって違いすぎる。
何かを始める時に、才能のあるなしを判断する方法は、いくつもあります。
先天的能力と後天的能力に、分けることができると思いますが。気になるのは、後天的能力を先天的能力だと勘違いしていることが多いのではないかということです。
以後は先天的能力を才能と定義して話を進めますね。
■例えば野球選手に才能は必要なのか
野球選手には動体視力、運動制御能力、予測能力、辺りが必要な気がします。以下に二つの事例を示します。
・2人のプロ野球選手の動体視力を計測した結果、平均レベルであった。
・イチローの他のスポーツの才能は平均レベル以下である可能性(下記の動画は非常に参考になる)
実は有識者の間でも、野球に必要な才能については意見が割れている。上記事例を考えると、先天的能力(才能)が大きく関与する動体視力、運動制御能力、よりも、後天的能力が大きく関与する予測能力の方が、最終到達度に大きく関与するように見える。(努力を後天的能力とした場合)
■後天的能力を先天的能力(才能)だと勘違いする理由
バスケット、バレーの最終到達度に先天的能力(才能)である身長が大きく関与するように、先天的能力(才能)が重要なジャンルはあります。まあそれは置いといて。
何かを教えている人が、物覚えの悪い人を見たときに、一見して才能がないと思っている人の多いこと。また、かじったことがあるレベルまでの到達で、物覚えが悪い場合、才能がないと思ってしまう人が多いこと。(ほんとに才能がない場合もありますが)
これが、私の気になっていること。今回は詳細な説明は割愛しますが、才能のあるなしは、そんな単純な問題ではないのです。例えば、環境、人間関係、好みによる、やる気や熱意なども関与するので、あるなしの判断は難しい。
特に判断が間違われやすい理由として『成長の速さは、対象の物事に必要な、知識や経験に、大きく依存するということ』を見落としているのではないか、と考えた。
前述の野球で例えるなら、イチローのように野球に練習時間を集中させた場合、他のスポーツ(対象)の知識や経験が不足するため、物覚えが悪く、一見すると才能がないように見える。みたいな。
もっと言うと、全く対象の物事と、関係ないように見える知識や経験が、実は関係していて、成長を早めているケースというのが実は多い。
■私の伝えたいこと
冒頭で、才能がないと言われてへこんでる人は、参考になるかもよって書きましたが、そういうへこんでる人に対して伝えたいこと。
様々な物事(できれば好きなことがいいよ!)に本気でチャレンジすれば、蓄積された知識や経験が、対象の成長に大きく関与して、物覚えがよくなり、一見して才能があるように見えるようになるかも知れません。
これは、色々と見落としている人が多いことを逆手にとって、才能がないと言われないようにする方法。
それでもカバーできていない範囲の対象の物事では、才能がないと言われる可能性はありますがね。それでも、チャレンジするのです。
それが30、40、50、60・・・歳と年を重ねれば重ねるほど、チャレンジする人としない人では、大きく差が開いて、チャレンジした人は、いい年なのに物覚えがいい、才能のある人と呼ばれるようになるかもしれません。
そしてその知識や経験そのものが能力として蓄積され、価値になると確信しております。
いつやるの?『 』(名言だけどむかつくから言わない笑)
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下記記事では、1万時間チャレンジの注意点を載せてます。