スマイルドーナッツの雑記

すべての人にとって、充実した 楽しい 世界を作るために

内発性を大切にしよう(前編)

■損得より内発性

損得感情のように外発的なものを大事にしたい気持ちは分かります。しかし、私は自分の内から湧き出る力である、内発的なものの方が遥かに大事だと思いたいです。

 

■偽物の内発性

実際には内発的な動機だと思っていても、

・承認欲(人から誉められたい)

・集団でのポジション取り

・自分の優位性の担保

のように、外発だか内発だか分からないものがあります。

▼アンダーマイニング効果

アンダーマイニング効果またはアンダーマイニング現象は、内発的に動機づけられた行為に対して、報酬を与えるなどの外発的動機づけを行うことによって、モチベーションが低減する現象である。

例えばイラスト活動をやっていたとして、徐々に知名度が上がり、お金を貰えるようになったとします。はじめはお金を貰えなくても喜んで描いていたのに、お金を貰えないとやる気が出なくなってしまいました。

イラスト活動ははたして、内発的な動機だったのでしょうか。(もちろんイラストでお金を貰うのは、正当な対価と考えます。)

 

■内発性か外発性かの境界は難しい

内発性か外発性かは、白黒ではなくグラデーションなことくらいは、誰でも気づくと思います。

自分が、生涯にわたって最も優先してやりたいことや、自分が死ぬ最後の日にやっとおくべきだったと思えることが、本当に大事なことかもしれません。

 

■人は自己実現に向かって絶えず成長する

私はマズロー自己実現の考えを、お勧めしております。自分の能力を使って社会に対して影響を与えることです。そして、そのような欲求を満たすことができれば、自分も周りの人も、持続的に安定した精神状態に向かうと考えます。

余談ですが、私の行っている創作活動は、社会欲求や承認欲求を超えて、自己実現に向かっているのです。だから、私は楽しいし、周りの人も楽しんでくれる人はいるはず。

長期的には、AI時代(シンギュラリティー)で、このような活動の割合が増えていくと考えています。今はコロナパンデミックで活動が難しいですが、その分インターネットを通して考えを発信できております。

 

■あくまでも自己啓発と考える

「嫌われる勇気」アドラー心理学のように、感情に目的があるという論理を聞きます。しかし、うつ病の人に「うつはうつになりたいからなるんだ!」と言っても当事者は納得しないでしょう。

うつ病は、モノアミン(セロトニンノルアドレナリンドパミン)の減少が仮説として知られていますが、これも仮説で実際にはもっと複合的な要因であると考えられます。

アドラーの「感情に目的がある」「承認欲求を捨てた方がいい」のように、シンプルな答えが流行りがちですが、現実には複雑なこともあります。

心理学というと学問的な担保があると考えられがちですが、多くの人が想像する担保ではないかもしれません。以下の記事で詳細に解説しています。

https://hrkbb914.hatenablog.com/entry/2019/04/05/004225

フロイトユングアドラーだけでなく、マズローのような心理学は、現代には当てはまらないことも多いです。あくまでも自己啓発の規範だと考えるのが妥当です。

 

▼まとめ

内発性は、簡単に身に付けることはできません。自分の内から湧き出るくらいの、大事なことは何か、追い求め続けなければなりません。その先には最高に充実した現実があります。