スマイルドーナッツの雑記

すべての人にとって、充実した 楽しい 世界を作るために

誰もが生きやすい世の中を作るために

今回は、社会全体を良くするための考え方や方法論について、紹介していきます。

 

▪️社会における学問の必要性

基本的に社会集団の中の知識は、ホメオスタシス(生体恒常性)によって、更新することを妨げる方向に働きます。更新することを止めた社会集団には、致命的な衰退がもたらされることがあります。

例えば、会社の上司にExcelで計算した書類を提出したとき「Excelは信用できない、電卓で再確認しろ」ということがあっても、上司はExcelが信用できない理由を説明できないことがあります。

学問の本質は研究ですので、最新の知識は更新を促す方向に働きます。

 

▪️囚人のジレンマ

各個人が合理的に選択した結果(ナッシュ均衡)が社会全体にとって望ましい結果(パレート最適)にならないので、社会的ジレンマとも呼ばれる。

引用:https://ja.m.wikipedia.org/wiki/囚人のジレンマ

 

みんながゲーム全体の空気読んで損しないように仕向けること。実はこれこそが、個人の利益の優先で、社会全体が貧しくなる行動とも言えます。ただし特定の情報を収集、選別し共有して社会を維持するため、個人の利益を優先することは必要です。

 

▪️ピーターの法則

能力主義の階層社会では、自己の能力を発展させ続けなければ、組織は無能な人材で埋め尽くされ衰退します。そのメカニズムとしてピーターの法則が挙げられます。この法則は以下3つの要素にまとめられます。

 

能力主義の階層社会において、人間は能力の限界まで出世すると無能な管理職になる。
・無能な人材はそのままの地位に落ち着き、有能な人材は出世して無能な管理職の地位に落ち着く。その結果、どの階層においても無能な人材で埋め尽くされる。
・組織の仕事は、出世する余地のある無能に達していない人材によって行われる。

引用:https://bizhint.jp/keyword/

 

末端で優秀な人間が、管理職として優秀とは限りません。

簡単に解決策を述べるなら、

・優秀に見られることよりも、能力が発揮できることを優先する。

・ハロー効果のような認知バイアスに注意して、能力を見極める。

上記2点が必要だと考えます。

 

▪️コーチングにおけるゴール設定

前述のように人間にはホメオスタシス(生体恒常性)が働くので、居心地のいい現状(コンフォートゾーン)に留まろうとします。ですが現状の枠にとどまり続けることは、前述のように個人だけでなく、社会全体の衰退を意味します。

そこで必要なのが、適切なゴール設定です。現状の外側に設定し、抽象性を高くすることで、矛盾しにくくなります。

例えば私のスマイルドーナッツという名前は、「世界中に笑顔の輪を広げる」というゴール設定でもあります。

フィクションの小説や映画と同様に、ゴールにも臨場感を感じることができます。私たちはこのゴールに引っ張られることで、成長が促されます。

 

注意しなければならないのは、現状に留まらせようとする邪魔者です。これをコーチング用語でドリームキラーといいます。

「あなたのため~」とかいいながら近づいてくる善意のドリームキラーには注意が必要です。「この志望校は君の成績だと無理」というように、一見合理的な主張も相手にしてはいけません。

また、もし知らずの内に自分がドリームキラーになっていたなら、考え方の1つとしてインプットすることをお勧めします。

 

▪️最後に

私の目標は、誰もが生きやすい世の中を作ることです。ある種のコミニタリアン的な思想ですが、美徳を中心とした正義とはなにか。そこにあるどうしよもないジレンマを抱えながら考え、未来へ向けた共生を目標とすることが重要だと考えています。